ポート開放をする前に学んでおきたい予備知識
ポート開放をする前に、少し知っておいてほしいことがあります。
v6プラスは従来のPPPoE接続とは違うところがあるので、そのことなどをしっかり理解したうえでポート開放してほしいのです。
下手すると、作業が進まず時間だけ過ぎていくことになってしまいます。
v6プラスについては、この記事で解説しています。
[初心者でもわかる!!]v6プラスとは?今までのPPPoE接続と何が違うの?
この記事に追加で、もう少し解説します。
「v6プラスって何?」で解説した通り、複数のユーザーでIPv4アドレスが共有されます。
なので、開放できるポート番号には制限があります。
利用できるポート番号はhttp://ipv4.web.fc2.com/map-e.htmlでIPv6アドレスを入力すれば確認できます。
これは契約が続く限り、ルーターを再起動しても、PCを初期化しても変えることはできません。
なので、Webサーバーを運営したいからって80番ポートが必ずしも開放できるとは限りません。
80番ポートを絶対使いたいというのなら、PPPoEに契約しなおしましょう。
v6プラスとPPPoEを同時に使う方法もありますが、プロバイダによっては追加料金がかかることもあるので、ここでは解説しません。
IPv6サーバーを建てればどのポートでも利用できるのですが(PC一つ一つにグローバルなアドレスが割り当てられるため)、これではPPPoE接続の人が利用できなくなります。
またもう一つ知っていてもらいたいことがあります。
それは、ポート開放は比較的危険な作業であるということです。
攻撃をくらっても基本的に開いているポートの先で待機しているソフトウェア(ex. マイクラ)しか影響は受けませんが、むやみにポートを開くと脆弱性のあるソフトウェアに侵入される可能性があります。
そのことを理解した上でポート開放を行ってください。
ちなみに、自宅サーバーのデメリットについては
【筆者が考える】自宅サーバーのいいところ・悪いところ
で少し取り上げています。
今から解説する方法はv6プラス(MAP-E方式)のみの場合なので、IPoE接続とPPPoE接続両方を利用した接続(従来の方法でポート開放できる)や、DS-Lite方式(ポート開放できない)、4rd/SAM(知らない)については解説しません!
予備知識が身についたところで、いよいよポート開放をしていきます。
v6プラスでのポート開放
今回はマイクラを例にポート開放をします。
次はPR-500MIを使っている場合の例です。
①http://192.168.1.1:8888/t/を開きます。
②「配信済事業者ソフトウェア一覧」が表示されると思うので、そこから「IPv4設定」を選択します。
③Topページに「利用可能ポート」というのが表示されると思うので、その中から使用するポートを選びます。
筆者の場合、5510ポートが使えたので、5510ポートを使う前提で話を進めます(読者さんの利用可能ポートに置き換えて進めてください。)
③左のメニューから、「静的NAPT設定」を選び、「1」をクリックします。
(1が使用済みならほかの番号でも大丈夫です)

④以下のように設定してください。

筆者の場合はTCP/5510ポートを設定するので、以下のように設定します。
対象プロトコル | : | TCP |
公開対象ポート | : | 5510 |
宛先アドレス | : | 192.168.1.x |
宛先ポート | : | 5510 |
⑤設定できたら「設定」をクリックします。
これでポート開放は完了です。
次にサーバーの設定をします。
(ここからはマイクラサーバーのみの設定となります。)
サーバーの設定(マイクラの場合)
①server.propertiesを開きます。
②「server-port=25565」となっているのを「server-port=5510」に変更します。
(これ、実は「宛先ポート」と同じであれば利用可能ポートではなくても、どの番号も大丈夫なんですがややこしいので、公開するポートと同じにするために5510として進めています)
③サーバーを起動します
次にポート開放確認を行います。
①https://www.akakagemaru.info/port/tcpport.phpにアクセスします。
②「確認したいポート番号(TCP)」にポート開放した番号(5510)を入力し、「ポート開放の確認をする」をクリックします。
③このように表示されれば完了です!!

追記:サーバーへの接続
大切なことを解説し忘れてました!!
知恵袋でもこの手順を忘れてた方がいたので、追記しておきます。
(いやぁこのページを参考にしてくださってたみたいで嬉しいながらも、未完全な記事で申し訳なかったです<(_ _)>)
マイクラを起動して「マルチプレイ」→「サーバーを追加」を選びます。
下の画像のように、サーバー名は自由に、サーバーアドレスは「ローカルIP:ポート番号(server.propertiesに設定した番号)」にします。
デフォルトが25565ですが、今回開放したのは25565ポートではないので、明示的にポート番号を指定する必要があります。
自分自身が入るときは「ローカルIP:ポート番号」、ほかの人が入るときは「グローバルIP:ポート番号(公開対象ポート)」で接続します。
他の人に入ってもらう場合でもポート番号は必須です!!

コメント
そもそもIPv6+IPv4環境は何処とどんな契約をしているかによって仕組みが全く中身が違うからタイトルに【絶対できる!】と書いた時点で既に嘘ですよ。
しっかり理解したうえで開放してほしいならまずご自身からどうぞ?
コメントありがとうございます。返信が遅れて申し訳ございません。
また、タイトルに不適切な点があったこと、謝罪いたします。
このような方法で私が成功したので一人でも多くの方に成功してもらいたく、このような記事を書かせていただきました。
より多くの人に成功してもらうため、記事の改善をしたいのですが、具体的にどのような契約の種類(?)があるのか等をご教授していただけると嬉しく思います。
もし、投稿者様が失敗されたようなら自分の知識内でできる限りのサポートをさせていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか?
返信お待ちしております。
自分が入れる「localhost:開放したポート番号」→サーバー立ち上げ まではできました。
次の
人に入ってもらう場合のサーバーアドレス欄に「グローバルIP:ポート番号(公開対象ポート)」とは具体的に
何を入力すればよいのでしょうか。
「開放したポート番号」「global:開放したポート番号」等 試してみましたがうまいきません。
どこかほかに間違いがあるのでしょうか
IPv6ブリッジ等に設定しなければならないとか、、 お願いします
あ、できました。 ありがとうございました
Ipv4設定の画面でユーザー名とパスワードといわれるんですがわからない場合どうすればいいですか?